美肌になる方法を理解しよう
美肌になる方法を間違って認識している方が多いです。
例えば、なぜ洗顔ではゴシゴシ洗わずに、泡で包みこむように洗うのか説明できる方がどれだけいるでしょうか?
肌表面には1平方cmあたり1,000個から10,000個の美肌菌が住んでいます。菌と聞くと「えっ!」と思う方が多いと思いますが、この美肌菌があなたの肌を美肌へ導いてくれています。
肌表面で生きている美肌菌は、皮脂を餌として食べ、グリセリンを排出しています。化粧品成分にも使われる保湿成分であるグリセリンは、美肌を作る上で欠かせません。
しかし、ゴシゴシと洗顔をしてしまうと、美肌菌を洗い流してしまいます。過度な洗顔はしないことで、逆に美肌につながります。また、朝の洗顔は水洗いで十分です。
今回は、美肌になる方法を7つ紹介します。きちんとした知識を身につけて、美肌を手に入れましょう。
私生活が一番大事
美肌になる方法は、良い化粧品を使うことだと思っていませんか?しかし、本当に美肌を目指すのであれば、化粧品は補助的な役割しか果たさないと思ってください。
大切なのは、肌に良い私生活が送れているかどうかです。チェックすべきポイントを5つ紹介します。
・食事
あなたの肌は、食べたものを材料として作られています。肌は外から作られることはなく、ほぼ100%内側から作られているのです。特に発酵食品や乳酸菌を含んだ食品は、美肌に良い食べ物です。
発酵食品は微生物が介在することによって、栄養素が生み出されます。納豆・みそ・麹などの発酵食品は、腸内の微生物バランスを整えてくれます。
また、乳酸菌を含んだヨーグルトなども、腸内のバランスを取るのに欠かせません。腸内細菌のバランスが崩れていると、どんなに頑張っても美肌になることは不可能です。それくらい大事なのです。
腸内が健康な人は、便秘にもならず老廃物を外に出すことができます。自律神経が安定するので、体調も崩さず元気な日々が送れ、当然肌にも良い影響が出るのです。
・睡眠
人間は睡眠によって、成長ホルモンとプロラクチンというホルモンが生成されます。
成長ホルモンは細胞の生まれ変わりを促し、プロラクチンはバストの維持や母性本能を司る女性にとって欠かせないホルモンとなっています。
寝不足が続くと、これらのホルモンバランスが崩れます。当然、肌が荒れてしまいます。
人間は浅い眠りのレム睡眠と、深い眠りのノンレム睡眠をっ繰り返しています。約90分で反復しており、成人の場合は4~5回繰り返します。
美肌のためには6時間または7時間半の睡眠を確保しましょう。
・入浴
美肌になる方法の中で、入浴は大事な要素です。入浴方法は、一歩間違うと肌が荒れてしまいます。
肌をゴシゴシ洗いすぎてしまうと、かえって美肌からは遠ざかってしまいます。皮脂を落とし過ぎてしまうと、肌には悪い影響しかありません。
熱いお湯はNGですので、38~40度のお湯に浸かりましょう。10分以上湯船に浸かることで、体温は約1度上がると言われています。必ず湯船に浸かるようにしましょう。
・体温を上げる
平熱は35度台という方で、美肌の人はいないと思ってください。
低体温の方は、健康面・美容面の両方で悪い状態です。なぜなら、新陳代謝が衰えているためです。
体温が低い=内臓温度が低いので、必然的に新陳代謝は衰えています。血行が悪くなっている状態なので、むくみが出たり、便秘気味になったり、汗をかかなくなったりします。
体の中に毒素が溜まるので、吹き出物が出たり、お肌がくすんだり、シミが増えたりといった美容トラブルが続出してしまいます。
そういった意味でも、入浴はとても大事な美肌になる方法なのです。また、質の良い十分な睡眠をとることで、日中に体温が上がります。入浴と睡眠はしっかり取りましょう。
・運動
運動をすることで、筋肉を鍛えれば低体温は改善します。表面の筋肉を鍛える必要は無く、インナーマッスルだけで十分効果的です。
筋肉量が増えれば、基礎代謝量が上がります。私たちの体の筋肉は、70%が下半身です。下半身を鍛える運動をすれば、効率よく健康的な体が手に入ります。
夏は美肌の大敵!きちんとケアしよう
夏場は紫外線が強く、美肌に大敵なシーズンです。紫外線対策に欠かせない知識を2つ紹介します。
・紫外線はコラーゲンを減少させる
美肌に欠かせない成分であるコラーゲンは、紫外線を浴びることで損なわれてしまいます。年齢を重ねた肌でコラーゲンが少なくなっているのは、長い間紫外線を浴びたためです。
コラーゲン量が減少すると、シワが増えたりシミが出来てしまったりします。人が生まれてから受けてきた紫外線の量で、コラーゲン量が決まるといっても言い過ぎではありません。
出来るだけ日光に当たらず、帽子や長袖などで紫外線から身を守りましょう。また、それが難しい時は、日焼け止めを使うべきです。
・正しい日焼け止めの塗り方
曇っていても紫外線を浴びてしまうので、毎日の紫外線対策は欠かせません。日焼け止めはたっぷり厚めに塗るようにしましょう。
顔だけでなく、腕の内側・首の後ろ・耳など塗り忘れには要注意です。また、日傘やサングラスも活用すべきです。
また、日焼け止めは正しく落とさないと肌荒れの原因になります。特にウォータープルーフタイプは、普通の石鹸や洗顔料では落としきれないです。クレンジングオイルもしくは専用のクレンジング剤で落とし、そのあとに通常の洗顔料で洗いましょう。
今回紹介した美肌になる方法7選は、どれも基本的な知識です。あなたはきちんと把握できていたでしょうか?
美肌になるためには、化粧品を変えるのではなく、私生活を改善する方が近道です。一つずつでいいので、あなたの生活を見直してみましょう。