水を飲むダイエットは効果があるの?
モデルやタレントさんが「1日に水を2ℓ飲んでいます」とよく答えていますが、なぜそんなに水を飲んでいるのでしょうか?
水を飲むダイエットは実際に効果が高く、取り入れやすい方法のため人気が高いです。
そもそも、厚生労働省によると、日本人の多くは慢性的な水不足だと指摘しています。自分は水分を取っていると思っても、足りていない可能性があります。
しかし、「水を飲みすぎるとむくみが出る」「水太りする」といったイメージを持つ方も多いです。
今回は、水を飲むダイエットについて、詳しく解説していきます。
水を飲むダイエットのメリット4選
まず、水を飲むダイエットのメリットを4つ紹介します。
・代謝が活発になる
ダイエットをする上で重要なのが「代謝を上げる」ことです。
血液の約50%が水分ですが、水分が不足すると血液はドロドロになります。血液がドロドロになると、栄養・酵素が十分に運べず、代謝が低下する原因となります。
水を飲むことで血液の流れが早くなり、エネルギー消費率が上がり、代謝が上がります。
・便通が良くなる
「食物繊維を摂ると便秘が解消する」ことはよく知られていますが、食物繊維よりも水分を摂った方が効果が高いです。
ダイエットをする上で、腸の状態は重要です。食物繊維・良質な油・ミネラルなどをバランスよく摂っていても、水分が足りていなければ吸収されず全く意味がありません。
水分がなければ、栄養が吸収されずに排出されてしまいます。
・体温が上がる
水分を摂って代謝が上がると、体温が上がります。
体温を上げることで、脂肪燃焼の効率が上がります。体温が1℃上がれば、代謝は何と12%も上がります。
・老廃物を外に出せる
水を飲むと汗をかきやすくなります。
汗から排出される老廃物は全体の3%に過ぎませんが、汗からしか出ない老廃物もあるので重要です。
また、水を飲むとトイレに行く回数が増えます。1日の排尿回数は、体の仕組みから8~10回が良いとされています。
老廃物が体に溜まった状態では、基礎代謝が下がることも分かっています。
水の種類
水を飲むダイエットでは、どのような水を飲めばいいのでしょうか?
まず、水を飲むダイエットではお茶やコーヒーは絶対にやめてください。カフェインの摂り過ぎになりますし、それを分解する水分量も必要になります。
水であれば、水道水でも構いません。水道水は塩素が入っているため臭いが気になる方もいますが、臭い以外の点ではミネラルウォーターと変わりません。
また、水には軟水と硬水があります。
硬水はミネラルを豊富に含み、ダイエットには最適です。しかし、普段飲んでいるのは軟水なので、硬水は口に合わない人が多いです。
無理して硬水を飲むよりも、軟水を継続する方が重要です。
飲む水の量
水を飲むダイエットをする場合、1日にどれくらいの量を飲めば良いのでしょうか?
最も最適な量は、体重の約4%となります。体重が50kgの方であれば、2ℓが最適です。
ただ、体質や体脂肪率によっても最適な量は変わるので、この基準を参考に調整しましょう。
水を飲むタイミング
水を飲むダイエットで気をつけてほしいのが「ガブ飲みしない」ことです。
少量をこまめに飲むのがコツです。コップ1杯の水を、1日に10回飲むことを目標にしましょう。
また、食事の途中ではなく、食事の前に水を飲みましょう。食事の前に水を飲むと、食事から摂取するカロリーを75~90カロリーも減らすことができます。
また、喉が乾いてから水を飲むのでは遅いです。運動をする前、お風呂に入る前に水を飲むようにしましょう。
夏場などは冷たい水を飲みたくなりますが、常温か暖かい水にしましょう。
特に暖かい水は、血液の流れが良くなり、内臓が暖められます。脂肪燃焼の促進や、基礎代謝の向上に効果があります。
水を飲むダイエットのデメリット
水を飲むダイエットはデメリットが少ないですが、「飲めば飲むほどでは良い」と言って、飲み過ぎるのは危険です。
血液の量が増して心臓に負担が大きくなることで、不整脈につながります。
また、水を飲み過ぎて大量に汗をかくと、体内の塩分が不足します。塩分が減ると脱水症状の原因になります。
冷たい水を大量に飲むと、胃腸を壊す原因にもなります。
しっかりと勉強してからダイエットを実践しよう
ダイエットを成功させるには、ダイエットに関する知識をしっかりと付けましょう。
水を飲むダイエットは、食事制限もなく健康的なダイエットです。そもそも水分量が不足している方は多いので、水を飲むことで健康的な体を手に入れることができます。
ぜひ、試してみてください。