皮脂吸着パウダーが肌に悪いって本当?成分や効果を解説!



皮脂吸着パウダーが肌に悪いって本当?

「皮脂吸着パウダーを使ってみたい!」
「肌に悪いって本当?」

「皮脂吸着パウダー」という成分は、肌の仕上がりを滑らかでサラサラにするために使用されるコスメティック製品に含まれています。

しかし、皮脂吸着パウダーについては、肌に悪い影響を及ぼすといった噂もあります。この記事では、皮脂吸着パウダーは肌に悪いのか、詳しく解説します。


皮脂吸着パウダーとは?

皮脂吸着パウダーや皮脂吸着成分は、その名前が示す通り、肌の余分な皮脂を吸着し、肌を滑らかでさらさらに保つ成分です。

時間が経つと、肌がテカったりメイクがヨレたり、崩れたりするといった悩みに対して最適な成分であり、メイクの持ちを向上させてくれます。

皮脂吸着パウダーの成分表記

皮脂吸着パウダーには、以下のような成分が皮脂吸着成分として使用されています。

天然石系 : シリル化シリカ、無水ケイ酸、タルクなどの天然石を微細に砕いた成分
天然成分系 : シルクなど、天然由来の成分
シリコーン系 : ジメチコンクロスポリマー、メタクリル酸メチルクロスポリマーなどの合成ポリマー

天然石系の成分は、「皮脂を吸着する性質に優れつつも、肌の水分量を保持してくれる」という特性があります。そのため、ベビーパウダーなどにも使用されることがあります。

皮脂吸着パウダーが使われているコスメ

皮脂吸着パウダーは、以下のようなコスメティック製品に使用されています。

・ポアプライマー
・化粧下地
・ファンデーション
・ルースパウダー(フェイスパウダー)
・ナイトパウダー

また、「しっとり仕上げ」といった商品でも、肌のテクスチャーを整えるために皮脂吸着成分が頻繁に使用されています。

 

皮脂吸着パウダーが肌に悪いって本当?

一般的に、皮脂吸着パウダーやファンデーションは「毛穴を詰まらせる」というイメージがありますが、実際にはこの認識は誤解です。

肌に塗布されたファンデーションの粉には、隙間が存在します。厚く塗布しない限り、毛穴が完全に閉じられたり、皮脂や毛穴の汚れ、汗などが閉じ込められることはありません。

実際に毛穴が詰まる原因の中で、最も大きな要因は「皮脂」です。皮脂と肌についた汚れやメイクの成分が混ざり合って角栓となるため、「皮脂吸着パウダー=毛穴に詰まる」という考えは誤解です。

皮脂吸着パウダーは刺激に強い?

皮脂吸着パウダーの中でも、特にシリコーン系の成分(ジメチコンクロスポリマーやメタクリル酸メチルクロスポリマーなど)の名前に対して不安を感じる人が多いようです。

しかし、シリコーン自体は肌に無害であり、アレルギーなどのリスクも非常に低い成分です。日々適切にクレンジングを行っていれば、肌に悪影響を及ぼすことはありません。

皮脂吸着パウダーはクレンジングで落ちる?

「吸着」という言葉のイメージから、皮脂吸着パウダーがクレンジングでは完全に落とせないと誤解されることがあります。しかし、実際には皮脂が吸着されるのであり、パウダー自体が肌に吸着するわけではありません。

したがって、適切なクレンジング方法を実践すれば、皮脂吸着パウダーもしっかりと落とすことができます。

皮脂吸着成分のタルクは肌に悪い?

皮脂吸着成分の中には、タルクという天然石由来の成分が含まれています。

タルクに関しては、かつて「アスベストが混入している」という噂が広まったことがありました。ただし、現在流通しているコスメ製品は、アスベストに対して厳格な検査基準をクリアしている商品のみが市場に存在しています。

 

皮脂吸着パウダーは肌に悪くない!

この記事では、皮脂吸着パウダーは肌に悪いのか、詳しく解説しました。

皮脂吸着パウダーは、適切にクレンジングを行っていれば肌に悪いことはありません。シリコーン系の皮脂吸着成分はお肌に残りやすいので、しっかりと洗い流すようにしましょう。

ぜひ、参考にしてみてください。



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